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【画像演算】メニュー

●[上下反転]

 画像の上下を反転します。

▼ワンポイント  上下反転を実行すると、表示だけでなく画像の実際の座標も反転します。  IRAF等のソフトとは動作が異なりますのでご注意下さい。


●[左右反転]

 画像の左右を反転します。

▼ワンポイント  左右反転を実行すると、表示だけでなく画像の実際の座標も反転します。  IRAF等のソフトとは動作が異なりますのでご注意下さい。


●[回転...]

 画像中心を原点として、画像を指定した角度で回転します。回転によって生じた余白(四隅の三角形)はBLANKキーワードで指定されたカウント値で埋められます。

▽ダイアログの説明

[回転角]  回転の角度を数値で指定します。

[方向]  [回転角]で指定した回転の方向を[時計回り][反時計回り]で切り替えます。

[画像サイズを変更しない]  このチェックボックスをオンにして、回転を実行すると、画像サイズは元のサイズのままになります。回転によってはみ出した部分は切り捨てられます。  オフにして、回転を実行すると、画像サイズは回転によって傾いた分、大きくなります。  それぞれ、四隅の空白部分は、BLANKキーワードで指定されたカウント値で塗りつぶされます。

▼ご注意  回転を繰り返すと画像は劣化します。合成の位置合わせのための回転は、合成時に行なってください。  画面に並ぶように、画像ウィンドウを並べ替えます。

▼ワンポイント  もし、BLANKキーワードが存在しない場合には、四隅の空白部分は、処理を行った画像で許される最小の値が入ります。FITSファイルの場合は、保存時にBLANKキーワードがヘッダーに書かれます。


●[平行移動...]

 画像を平行移動します。

▽ダイアログの説明

[方向]  移動方向を[右][左][上][下]から選択します。

[移動量]  何ピクセル分平行移動させるか、移動量を設定します。

移動で発生した空白部分はBLANKキーワードで指定されたカウント値で塗りつぶされます.

▼ワンポイント  もし、BLANKキーワードが存在しない場合には、空白部分は、処理を行った画像で許される最小の値が入ります。FITSファイルの場合は、保存時にBLANKキーワードがヘッダーに書かれます。


●[画像解像度...]

 画像の解像度を変更します。合成したい画像のサイズをあわせるときなどに使用します。

▽ダイアログの説明

[幅][高さ]  変更後の画像のサイズをピクセル数または倍率(%)で指定します。

[単位]  変更後のサイズを、ピクセル数で指定するか、倍率(%)で指定するかを切り替えます。

[縦横比]  画像の縦横の比率を固定するかどうか選択します。
[固定] 画像の縦横比を、元の画像と合わせます。
[自由] 画像の縦横のサイズを任意に指定できます。
[ST6] SBIG ST6のCCDの縦横比に合わせて、比率を補正します。



●[加算...]

 画像の加算を行ないます。

▽ダイアログの説明

[選択画像]  演算を行なう画像のファイル名が表示されます。

[加算量]  演算の対象を選択します。
[定数] 画像の階調に、[値]の数値分だけ加算します。
[表示画像] 画像の階調に、現在表示されている画像のいずれかを加算します。
[画像ファイル] 新たに画像を開いて、選択画像の階調に加算します。

[移動]ボタン  指定画像の位置を変更します。  上下左右の移動ボタンをクリックすると、1ピクセルずつ画像の位置が移動します。  Shiftキーを押しながら移動ボタンをクリックすると10ピクセル、Ctrlキーなら0.1ピクセル単位で移動します。

[回転]ボタン  回転は指定画像の中心を軸にして回転させます。回転角はスピンボタンでも指定できます。クリックすると1度単位、Shiftキーを押しながらクリックすると10度単位、Ctrlキーなら0.1度単位で回転します。基準点を指定している時は、1番目の基準点が回転の中心になります。

▼ワンポイント  演算すると画像の階調がレベル範囲を超えて、画像が見えなくなることがありますが、そのときは再度レベル調整してください。

▼ワンポイント  演算するとき、演算をしようとしている画像にFITSヘッダーキーワードのBLANKがある場合、BLANKキーワードの示す値のピクセルは演算結果もBLANKの値が入ります。また、演算をしょうとしている相手の画像にもBLANKキーワードがある場合は、演算をしようとしている画像のBLANKキーワードの値が入ります。さらに、演算をしようとしている相手の画像にのみBLANKキーワードが存在する場合には、演算結果に相手の画像のBLANKキーワードの値が入ります。

▼ワンポイント  [回転]や[移動]でできた空白部分には、BLANKキーワードの値が入ります。


●[減算...]

 画像の減算を行ないます。

▽ダイアログの説明

[選択画像]  演算を行なう画像のファイル名が表示されます。

[減算量]  演算の対象を選択します。
[定数] 画像の階調から、[値]の数値分だけ減算します。
[表示画像] 画像の階調から、現在表示されている画像のいずれかを減算します。

[画像ファイル] 新たに画像を開いて、選択画像の階調から減算します。

[移動]ボタン  指定画像の位置を変更します。  上下左右の移動ボタンをクリックすると、1ピクセルずつ画像の位置が移動します。  Shiftキーを押しながら移動ボタンをクリックすると10ピクセル、Ctrlキーなら0.1ピクセル単位で移動します。

[回転]ボタン  回転は指定画像の中心を軸にして回転させます。回転角はスピンボタンでも指定できます。クリックすると1度単位、Shiftキーを押しながらクリックすると10度単位、Ctrlキーなら0.1度単位で回転します。基準点を指定している時は、1番目の基準点が回転の中心になります。

▼ワンポイント  演算すると画像の階調がレベル範囲を超えて、画像が見えなくなることがありますが、そのときは再度レベル調整してください。

▼ワンポイント  演算するとき、演算をしようとしている画像にFITSヘッダーキーワードのBLANKがある場合、BLANKキーワードの示す値のピクセルは演算結果もBLANKの値が入ります。また、演算をしょうとしている相手の画像にもBLANKキーワードがある場合は、演算をしようとしている画像のBLANKキーワードの値が入ります。さらに、演算をしようとしている相手の画像にのみBLANKキーワードが存在する場合には、演算結果に相手の画像のBLANKキーワードの値が入ります。

▼ワンポイント  [回転]や[移動]でできた空白部分には、BLANKキーワードの値が入ります。


●[乗算...]

 画像の乗算を行ないます。

▽ダイアログの説明

[選択画像]  演算を行なう画像のファイル名が表示されます。

[乗算量]  演算の対象を選択します。
[定数] 画像の階調に、[値]の数値を乗算します。
[表示画像] 画像の階調に、現在表示されている画像のいずれかを乗算します。
[画像ファイル] 新たに画像を開いて、選択画像の階調に乗算します。

[移動]ボタン  指定画像の位置を変更します。  上下左右の移動ボタンをクリックすると、1ピクセルずつ画像の位置が移動します。  Shiftキーを押しながら移動ボタンをクリックすると10ピクセル、Ctrlキーなら0.1ピクセル単位で移動します。

[回転]ボタン  回転は指定画像の中心を軸にして回転させます。回転角はスピンボタンでも指定できます。クリックすると1度単位、Shiftキーを押しながらクリックすると10度単位、Ctrlキーなら0.1度単位で回転します。基準点を指定している時は、1番目の基準点が回転の中心になります。

▼ワンポイント  演算すると画像の階調がレベル範囲を超えて、画像が見えなくなることがありますが、そのときは再度レベル調整してください。

▼ワンポイント  演算するとき、演算をしようとしている画像にFITSヘッダーキーワードのBLANKがある場合、BLANKキーワードの示す値のピクセルは演算結果もBLANKの値が入ります。また、演算をしょうとしている相手の画像にもBLANKキーワードがある場合は、演算をしようとしている画像のBLANKキーワードの値が入ります。さらに、演算をしようとしている相手の画像にのみBLANKキーワードが存在する場合には、演算結果に相手の画像のBLANKキーワードの値が入ります。

▼ワンポイント  [回転]や[移動]でできた空白部分には、BLANKキーワードの値が入ります。


●[除算...]

 画像の除算を行ないます。

▽ダイアログの説明

[選択画像]  演算を行なう画像のファイル名が表示されます。

[除算量]  演算の対象を選択します。
[定数] 画像の階調を、[値]の数値で除算します。
[表示画像] 画像の階調を、現在表示されている画像のいずれかで除算します。
[画像ファイル] 新たに画像を開いて、選択画像の階調を除算します。

[移動]ボタン  指定画像の位置を変更します。  上下左右の移動ボタンをクリックすると、1ピクセルずつ画像の位置が移動します。  Shiftキーを押しながら移動ボタンをクリックすると10ピクセル、Ctrlキーなら0.1ピクセル単位で移動します。

[回転]ボタン  回転は指定画像の中心を軸にして回転させます。回転角はスピンボタンでも指定できます。クリックすると1度単位、Shiftキーを押しながらクリックすると10度単位、Ctrlキーなら0.1度単位で回転します。基準点を指定している時は、1番目の基準点が回転の中心になります。

▼ワンポイント  演算すると画像の階調がレベル範囲を超えて、画像が見えなくなることがありますが、そのときは再度レベル調整してください。

▼ワンポイント  演算するとき、演算をしようとしている画像にFITSヘッダーキーワードのBLANKがある場合、BLANKキーワードの示す値のピクセルは演算結果もBLANKの値が入ります。また、演算をしょうとしている相手の画像にもBLANKキーワードがある場合は、演算をしようとしている画像のBLANKキーワードの値が入ります。さらに、演算をしようとしている相手の画像にのみBLANKキーワードが存在する場合には、演算結果に相手の画像のBLANKキーワードの値が入ります。

▼ワンポイント  [回転]や[移動]でできた空白部分には、BLANKキーワードの値が入ります。


●[バッチ[加算平均と中央値]]

 複数の画像ファイルをまとめて指定して、一度にコンポジット合成をします。

▽ダイアログの説明

[対象]リスト  コンポジット合成したい画像をここに追加しておきます。  すでに開いている画像があれば、リストに自動的に追加されます。

[リストから削除]  リストで選択された画像を、リストから削除します。

[リストに追加]  ファイル選択した画像をリストに追加します。

[位置合わせ]  位置合わせの方法を選択します。[位置合わせ]のチェックボックスをチェックしない場合には位置合わせは行いません.
[画像の重心] 各画像の重心を自動的に計算し、位置合わせします。
[画像マッチング] 画像どうしのズレを自動的に計算して、位置合わせします。[画像マッチング設定]ボタンで、ズレの計算の最大幅を指定しておきます。
[画像マッチング設定]ボタン→[画像マッチング設定]

[合成先]  コンポジット合成した結果の出力先を選択します
[新規ウィンドウ] 新しいウィンドウを開いて、そこに合成結果を表示します。
[アクティブウィンドウ] アクティブなウィンドウに合成結果を表示します。

[合成方法]  コンポジット合成の方法を選択します。
[加算] リストの画像を全部加算合成します。
[加算平均] リストの画像の加算平均で合成します。
[中央値] リストの画像の中央値で合成します。

[3−σクリッピング]チェックボックス  [合成方法]で加算平均が選択されている場合にのみ、選択することができます。チェックボックスにチェックをいれると3−σクリッピングで加算平均します。

▽ダイアログの説明−[画像マッチング設定]  位置合わせが[画像マッチング]の場合のみ設定できます。

[ずれの最大]  画像の最大のズレをピクセル単位で設定します。値が小さいほど計算が早くなります。ただし、実際のズレが設定した値より大きいときは、正しい結果にはなりません。

[サブピクセル移動で計算]  オンにすると0.1ピクセル単位の精度で、ずれを計算します。ただし時間がかかります。

▼ワンポイント ご注意  位置合わせの方法は、あらかじめ基準点の指定ができます。また、惑星の画像を合成するときは[画像の重心]、月面やコロナ、星野などの画像を合成するときは[画像マッチング]が利用できます。ただし、[画像の重心]や[画像マッチング]は、上下左右方向の平行移動によるズレには対応しますが、回転によるズレに対応できません。