【画像情報】メニュー
●[FITSヘッダー...]
FITS画像のヘッダの内容を見る事ができます。
▼ご注意 FITS以外のファイル形式で保存した場合、編集したFITSヘッダは保存されません。 また、FITS以外の形式のファイルを読み込んだ場合でも、同等の情報をFITSヘッダとして保持し、FITS形式で[名前を付けて保存]を行なうと、保存されます。
▽ダイアログの説明
[印刷...] FITS画像のヘッダーを印刷します。
[分散軸パラメータの設定...] 画像上に線分または矩形を指定して[グラフ]を描く時の、分散軸の物理パラメータを指定できます。
FITS画像データのx/y軸は、必ずしも空間スケールになっているとは限りません。例えば、スペクトルの画像であれば、片方の軸は波長や振動数などの情報をもっていることが考えられます。このような物理パラメータのうち、波長、振動数、速度、波数などを選択して設定をすることが出来ます。
これによって例えば、スペクトルの画像に対してグラフを描画する時に、グラフの横軸をピクセル位置でなく波長などで表示したりすることが可能になります。
画像がFITS形式で、すでに分散軸の情報をヘッダに持っている場合には、このダイアログの初期値としてヘッダの分散軸情報が表示されます。
ダイアログの各値を変更した後で画像をFITS形式で保存する際には、変更した分散軸パラメータをFITSヘッダに記録するかどうかを尋ねるダイアログが出ます。
ダイアログの各値の説明は以下の通りです。
▽ダイアログの説明−[分散軸パラメータの設定]
[分散軸の選択] グラフの描画範囲を矩形で指定した場合、矩形のどの方向をグラフの横軸(分散軸)にするかを指定します。グラフの描画範囲を線分で指定した場合にはこの選択は無効です。
[分散軸の種別] グラフの分散軸を物理量で表示したい場合に指定します。未定義の場合はピクセル数で表示されます。
[分散軸の単位] グラフの分散軸を物理量で表示する場合の単位を指定します。
[参照点位置] 分散軸を物理量で表示する場合に、画像のピクセル位置と物理量を対応づけるための基準となる位置を指定します。
[参照点での物理量] [参照点位置]で指定した位置での物理量を指定します。
[画素あたり物理量増分] 分散軸に沿った1ピクセルあたりの物理量の増分を指定します。
[線形変換行列] 任意の角度で回転した矩形や平行四辺形など、変形させた枠線でグラフの描画範囲を指定したい場合にこの行列値を指定します。 マウスをドラッグした始点と終点で作られる矩形に対してこの2x2行列を掛け算した(一次変換をほどこした)後の図形がグラフの描画範囲になります。
例: 反時計回りに30度回転した矩形で範囲指定したい場合は、 0.8660 -0.5000 0.5000 0.8660 と指定します。